最近読んだ本たち

2005年9月22日
■「ウォーターマン」松久淳+田中渉
  ウォーターマンを知っているだろうか?から始まる透き通った文章。ウォーターマン・・・海の男たちの話。ブラックバードと呼ばれたサーファーを父に持つ千波は、息子がサーフィンをしたいと言い出したときどうにかして止めようと思った。父飲み込んだ海、サーフィンをずっと憎んでいたのかもしれない。しかし、この夏、千波は出会えないはずの人々に出会った。
 最初は短編が何本か続いて、最後に中篇でそれまでの短編が繋がっていきます。雑誌に書評が載っていて、それにも書いてあったけど「うっかり号泣してしまいます。」。読み終わったあとは、海が見たくなります。

■「レボリューションvol3」金城一紀
前に読んだことあったのにジャケットが変わってるから間違えてまた買っちゃったよ。でも面白いんだ、これ。最初の1ページ目から「ぷっ」って吹き出すwそして中盤ではちゃんと泣かす。携帯電話とカラオケが嫌いで世間一般から「おちこぼれ」と言われていて、美人ぞろいの女子高の文化祭にどうやって潜入するかを日々模索している男子高校生たちのドラマ。

■「フライ・ダディ・フライ」金城一紀
映画化されたお話。岡田君。またしても映画見る前に原作読んでしまった。読むときに「たぶんコイツが主役だろう」と思う人物に岡田君を当てはめて読見始めた。金城一紀「ザ・ゾンビーズ」3部作の一作目(レボリューションvol3)を先に呼んでいたからそこでの主役に岡田君をはめてた。しかし、読み進むにつれて「あれ、今回の主役はこの人じゃなかった!」って事が発覚。すごくイメージが・・・。(南方が主役だと思ってたらスイシン君だったの)。

■「SPEED」金城一紀
「ザ・ゾンビーズ」3部作・トリ。とうとう美人ぞろいの女子高の女の子と一緒に冒険です。今回の主役はその女の子で、この子が男子高校生に囲まれても引けをとらないくらいカッコイイんですよ。いや、かっこよくなっていくんです。

異常4冊、4000円以上したんだけど、3日で読み終わってしまって、なんかもったいなかった。一冊読むのに3時間くらいだから。もっとゆっくり読めばよかった。スピードはもう2回読んだ。素はとってるかな。今は横山秀夫「震度0」を読み始めた。これは分厚。はまったら睡眠不足になりそうだからちょっとずつ読んでるよ。

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