最近読んだ本、2冊をご紹介します。
①アヒルと鴨のコインロッカー(By.伊坂幸太郎)
②ミッドナイトイーグル(by.高嶋哲夫)

①伊坂幸太郎にはまったのは、「チルドレン」からでした。そのあと、カカシや死神の出てくるお話を読みました。結構読んだ、伊坂さんの本の中で、一番はゴールデンスランバー。あ、やっぱ、ラッシュライフ。でも、最初に読んだチルドレンも、陽気なギャングたちも・・んーどれも系統が違って選出しにくい!!
それぞれについて、ここで解説を書いてもいいのですが、そんなことをしていても、我輩の稚拙な文章ではいくらSaya.ファンでも納得すまい、と思い、割愛します。
そんな中でこの「アヒルと鴨のコインロッカー」はボブディランの曲にあわせて、伊坂さんの絶妙な会話、その会話から引き出される、伊坂ワールドをくまなく網羅しているのではないかと。
まぁ、オススメです。★★★★+★半分。
伊坂初心者はやっぱりチルドレンから死神、ギャングシリーズ、ゴールデンスランバー、そして、アヒルを読んでもらいたい。
伊坂小説は全部つながっているから面白い!
親戚に会った気がする。

②ミッドナイトイーグル。
雪山の話と聞いて、私の頭の中はすっかり伊藤英明と田中レナの「銀色のシーズン」に染まりましたが、小説を読みながら、「こりゃ、もっとめんどくせぇ。」と思いました。
本を読んでいるとき、特に、映画化された原作を読むと、登場人物をその俳優さんたちに仕切られてしまいますが、(映画化されてないときは勝手にキャスティングしてる。)この「ミッドナイトイーグル」は映画の配役を全く知らずに読みました。
この「ミッドナイトイーグル」も映画の配役を知らずに読んだので、自分の中で勝手に、配役していました。

読み始めた時は、結構覚悟して読まなきゃいけないような、重たい内容かなと思って、数日かけてだらだら読むジャンルに入れていたのですが、読みはじめたら5時間。足の親指が凍るような気がしました。
Saya.はたいてい、一冊2~4時間(例外、魍魎のハコは気がめいった・・・。)で読み終えてしまうのですが、これはしっかり読めて、登場人物の時間とともに揺れ動く些細なシーンが一つ一つ印象的で、最後はちゃんとホロリです。

ほいで、今日、①。②の両作品の映画をレンタルしてきました!

先にミッドナイトイーグルを見たので、そちらから。

「あぁ、やっぱり、あの俳優さんは、日本人の役はできないのかな」

また、死んでしまいました、「パッチギ」で鉄パイプくらった人。
最初から、死にそうでした・・・。
助けてあげて。

で、無線をあやつる、オタッキーな少年。
彼は「アヒルと鴨の・・・」で主演ですね?なんたる偶然。

「偶然」は、3回続くと「運命」になるそうです。
ちっちゃな運命の始まりです。



たしかに、現実にはありえない話なんだけど。

小説ってそんなもんね。
その数時間に、いかに現実から離れられるか。
音楽も映画もエンターテイメントはそのためにあるのだ。

それは、私が小学生のころ始めた演劇、お芝居と同じものだ、と思います。
私は一瞬でも、「非現実」の世界を作るのだ、と。

「でもそれが何になるのだろう」

とか考え始めたら自分が消えそうなので、

せいぜい好きに生きていられるんだから幸せなんだと思っています。

それで何かを残そうなんて思っていないのに。

なんで私は歌を作るのか。

私に何ができるのか。

まだまだ わからない。




でも、あなたには生きて欲しいと思う。

決して、自分を傷つけないで。

いなくなっちゃ困るから。

あなたがいなくって悲しむ人々の想いは、
今のあなたの何倍もあるから。

お願いだから、
あなたと友達でいた私を幻滅させないでね。

頼むよ、ホント。








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